御朱印とうどんを極めたい!!

思うところがあってブログタイトルをリニューアルしました。今後とも一層の御贔屓をお願い申し上げます。

〖北条義時〗覚園寺の御朱印と歴史・境内の見どころ

覚園寺ではこれまででも屈指の芸術的書体の御朱印を頂きました。北条義時が創建した歴史ある寺院で、寺側の案内で境内を巡る本堂拝観案内は必見です。茅葺の仏堂、江戸時代の名主の住宅、十三仏やぐら等、境内は見どころだらけです。

芸術的書体の御朱印

御朱印所

御朱印は愛染堂左手の拝観受付所で頂けます。

志納金300円

御朱印

覚園寺の、これまで頂いてきた数多くの御朱印の中でも屈指の芸術的御朱印

これまで頂いてきた数多くの御朱印の中でも屈指の芸術的御朱印を頂きました。

覚園寺の歴史

鎌倉幕府第2代執権の北条義時が1218年に運慶に薬師如来像と十二神将を彫らせ、薬師堂を建ててこれを納めたことが覚園寺の始まりです。その後1296年に三度目の元寇がないよう祈念して薬師堂を正式な寺に改めました。

鎌倉幕府滅亡後は後醍醐天皇や足利尊氏の保護を受けますが、その後1830年の火災や関東大震災などにより大きな被害を受けます。近代になって徐々に復興して現在に至っています。

アクセス

交通

横須賀線鎌倉駅より大塔宮行バス 終点大塔宮バス停下車役10分

地図

覚園寺の境内

山門

山門

愛染堂

愛染堂門をくぐってすぐ正面にあるのが愛染堂です。本尊の愛染明王坐像の他に鉄造不動明王坐像、木造阿閦如来坐像を安置しています。

ここでは人間の欲望、煩悩を全て受け入れて生きる力を与えてくれます。

小さな鐘愛染堂の脇に小さな鐘が下がっていました。

お堂周辺の緑ちょうど新緑の時期であったためお堂周辺の緑が見事でした。

周辺の寺社

www.goshuinbukuro.com

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必見の本堂拝観案内

拝観受付所

これだけでは単なる古都の小さな寺院ということで終わってしまいますが、覚園寺の神髄はこの拝観受付所の奥にあります。

拝観時間を書いた看板覚園寺の本堂である薬師堂はこの奥にあり、決まった時間に寺側の案内で拝観することとなっています。

これが何と全て撮影禁止なのです。写真がないので記憶の中の映像を言葉で説明しなければなりません。

本堂の屋根拝観受付の手前からでも辛うじて本堂の屋根の端が木々の間から見えました。

薬師堂

思わず声が漏れた堂々たる薬師堂

覚園寺は薬師ヶ谷と呼ばれる谷間の地形に縦長に広がっていて、北鎌倉の建長寺と隣り合うほどの広さとなっています。拝観受付所からまっすぐ進むと正面に本堂である薬師堂が見えてきます。

現在の建物は1354年に足利尊氏によって再建された茅葺の仏堂で、一面の緑の中に茶色の堂々たる姿を見た時は思わず声が漏れてしまったほどでした。

再建した足利尊氏の名前が残る茅葺の建物

薬師堂撮影禁止のためこういう写真しかありません。

1337年の火災で薬師堂は焼失しますが1354年に足利尊氏が再建して現在に至っています。薬師堂の天井には足利尊氏の名前と1354年を意味する「文和三年」という年号を記した板が残されていました。

旧内海家住宅

薬師堂からさらに奥に進むと江戸時代の名主の住宅を移築した旧内海家住宅があります。

茅葺屋根を室内からじっくりと見上げたのはこれが初めてでしたが、常にいろりに火を起こして上昇気流を発生させなければならないというのがよくわかりました。建材には全てすすが染みついていて、そのため天井で茅をささえる竹は独特の風情が出て高く売れるそうです。(それ以外は柱も梁も二束三文らしい)

すすが当たる場所とそうでない場所で竹がまだら模様となり、それがいいそうです。 

それ以外にも見どころがあった

その他岩盤に掘った大きな矢倉の内部に十三仏信仰に基づく石仏を祀った十三仏やぐら、黒地蔵に願いを託してその分身を借り受け、願いが叶うと自分でもう一体作って合計二体返すという千躰地蔵尊など様々なものがあります。

アジサイはどこにも負けないほど綺麗らしい

新緑の時期に晴れ渡った天気であったため一面まぶしいほどの緑でした。アジサイはどこにも負けない程綺麗なのだそうですが、アジサイ寺と呼ばれる場所にみんな行ってしまうため逆にすいているそうです。

覚園寺は紅葉の名所でもあった

覚園寺の紅葉

覚園寺の紅葉

覚園寺の紅葉

自由に出入りできる愛染堂周辺でもこれくらい綺麗でした。拝観案内で見た本堂周辺の紅葉はそれはもう素晴らしいものでした。

覚園寺は自信をもっておススメできる場所だった

鎌倉の奥座敷にある実に見事な空間でした。決して華やかではありませんが、自然と調和した簡素で力強い美しさがあります。薬師堂の拝観案内は誰もが一回は行ってみた方がいいと自信をもってお勧めできる場所です。

何回通ってもその度毎に新しい発見があるのですから鎌倉という街は実に奥が深いと思います。

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