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酒と車と御朱印と

「毎日更新」心願成就へ向け飲んで走ってひたすら祈る!果たして奇跡は起きるか!

3.11にあたりまとめてみた。地震に強いマンションとは?

不動産

東日本大震災が発生してから早いもので6年が経過しました。地震発生時は取り壊されてしまった渋谷東急プラザの裏にあるビルの1階におりましたが、首都高速3号線の橋脚や玉川通りの反対側のビルが音を立てて揺れている様子を今でも生々しく覚えています。東京に住んでいると震度4くらいの地震はしょっちゅうでそれまで何とも思わなかったのですが、あの時初めて地震が怖いと思いました。

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今回は地震に強いマンションについて書いてみたいと思います。
◆新耐震基準
現在の建築基準法上の耐震基準が定められたのは昭和56年6月1日で、その3年前に発生した宮城県沖地震を教訓にしたと言われています。そのコンセプトをわかりやすく言うと「建物が存続する期間中に1回起きるかどうかという規模の大地震に対し倒壊・崩壊しない」というものです。当然のことながら震度5程度の中規模の地震ではほとんど損傷しないことが求められています。それ以前の耐震基準では「震度5程度の地震で倒壊しないこと」というものですから大幅な強化と言っていいと思います。阪神大震災においても新旧両耐震基準で被害の大きさがまるで違っていました。
当然のことながら地震に強いのは新耐震基準に則ったマンションですから、部屋を借りす場合でも買う場合でもいつ建てられた物件であるか注意が必要です。基準が定められた昭和56年に建設されたマンションの場合、6月1日以降に建築確認を受けた物件の場合新耐震基準、それ以前なら旧耐震基準です。

賃貸でも分譲でも契約前の重要事項説明で必ず触れます。
◆耐震等級
耐震等級とは品確法(平成12年4月施行)によって定められた建物の強度を示す指標の一つです。ごく簡単に説明すると建築基準法の基準を満たせば耐震等級1、耐震基準の1.25倍の強度があれば耐震等級2、そして1.5倍の強度があれば耐震等級3です。学校、病院、警察等災害時に避難所となるような建物は耐震等級2です。
サンプルを見たことがあるのですが、耐震等級1と2では使用されている鉄筋の数が全然違います。私が新築マンションの営業をしていた平成13年頃は耐震等級2のマンションもよく見ましたが、その後土地代や建築費が高騰したため最近の新築ではほぼ消滅したのではないかと思います。どうしても耐震等級2ということでしたら中古マンションを探しましょう。
◆ピロティ形式のマンションは地震に弱い
土地を有効活用するために1階部分を柱だけの空間とし、駐車場等に利用している建物をピロティ形式と呼んでいます。建物で最も重量のかかる1階に壁がなく柱だけで支えているため不安定な構造といえます。大地震により1階部分がつぶれてしまったマンションの事例は数多く発生しています。新耐震基準でも被害が発生したという事ですので注意が必要です。
地震に向けたマンションの備え
・エキスパンションジョイント
建物の平面形状がL字、コの字といった形状の場合、各棟をがっちりつないでおくと揺れの方向の違いにより大きなエネルギーが接続部にかかって大規模な破壊をもたらします。それを防ぐために棟ごとに最初から切れ目を入れ、金属製のカバーをしたものがエキスパンションジョイントです。

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地震の際でも切れ目によって建物にかかるエネルギーを逃がし、ジョイントが外れることはあってもマンション主要構造部への被害を最小限にとどめます。

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・水道のレバーが「下げ止め」で統一
最近の水道の蛇口レバーは上げると水が出て下げると止まる「下げ止め」で統一されています。阪神大震災の時、物が落ちてきて水道レバーに当たりそれにより水が流しっぱなしになったという事例が契機となったようです。

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・耐震ラッチが標準装備
耐震ラッチとは地震時に戸棚が開いて中の物が転がり落ちてこないよう工夫された留め具です。写真の留め具では一度押し込むと開きます。

f:id:minamimachida0706:20170313222642j:plain・玄関ドア
地震によって玄関ドアが歪み、開かなくなって避難できないという事態を防ぐため、ドア本体とドア枠の間に隙間があいています。

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・防災備蓄倉庫
阪神大震災を経験した関西人は建物の構造を重視し、東日本大震災の時に物資不足に悩まされた関東人は防災備蓄倉庫の有無を重視するというニュースを最近見ました。倉庫に備蓄される物といえば救助用の工具、担架、ハンドマイク、簡易トイレといった物が主流です。水や食料は賞味期限の関係で管理しきれないため、置いているマンションは少数だと思います。

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◆最後に
昨年の熊本地震の際に上記しましたエキスパンションジョイントに関連して「マンションが裂けている」というセンセーショナルな報道がなされ、さも欠陥建築であるような声が寄せられていました。ジョイント部の隙間だけでは揺れを吸収しきれず廊下も一部破損した事例もあったようですが、建物の主要構造部には全く影響がなかったのですから本来の仕組みが正常に作用したと言えます。

news.biglobe.ne.jp


確かに居住者にとってはショックであり心配でしょうが、震度7が2回という熊本城の石垣を崩すほどの地震でも渡り廊下の破損のみで、建物本体にはほとんど影響していないのです。新耐震基準の要件は立派に満たしており、むしろ大あっぱれと言っていいのではないでしょうか。
「これでは怖くて住めない」と心配する入居者に対し、本来ならきちんと説明しなければならない立場であるはずの一部のマンション管理士が、入居者の不安を逆に煽り立てていたのはいかがなものかと思います。

 

◆杭が岩盤に届いておらず傾いたマンションの現地で思ったこと

minamimachida0706.hatenablog.com