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酒と車と御朱印と

「毎日更新」心願成就へ向け飲んで走ってひたすら祈る!果たして奇跡は起きるか!

ドライ戦争のどさくさの中で登場したモルツが後にサントリービールの救世主となった

私が酒を飲み始めた頃、ビールと言えばキリン・ラガービールの独壇場であり、キリンと他社の間にとんでもない差があったものでした。大学の柔道部で旭化成に勤務するOBから「アサヒビールを買ってこい」と言われましたが、スーパードライが発売になる前の時代にアサヒビールなどほとんど店に並んでおらず、買うのに1時間以上かかったことを憶えています。一方サントリーはというと何と言ってもCMの素晴らしさは当時断トツでしたが、いかんせんビールは水っぽくてとてもキリンに対抗できるものではありませんでした。


1987年にアサヒスーパードライが発売になると、各社対抗してドライビールを何種類も市場に投入する「ドライ戦争」と呼ばれる大混乱状態となります。これは最終的にアサヒの一人勝ちに終わって他社は全てドライビールから撤退し、そしてキリンが一番搾りを出すのですが、その嵐のような時代に気が付いたら世に出ていたのがサントリーの「モルツ」でした。


それまでのサントリービールと言えば缶が青いことが特徴でしたが、モルツは白1色であり随分と印象が変わりました。致命的な弱点であった水っぽさが完全に姿を消し、コクもキレもあるという変わりように最初は戸惑いまで感じたものです。
後に白1色だった缶に金色が加わり、萩原健一和久井映見がCMで「うまいんだな、これが」と言うようになるとモルツも次第にメジャーな存在になっていきます。さらに「ザ・プレミアムモルツ」が登場するとプレミアムビールとして「ヱビス」を打ち負かし、それによりサントリーはビール業界での最下位を脱出しビール事業の黒字化を達成するまでになりました。ドライ戦争のどさくさの中でひっそりとスタートしたとはとても思えない大躍進です。


昔は白地に金色のラインが入っていたのですがザ・プレミアムモルツでは金色がベースとなっていて随分と印象が変わりました。

f:id:minamimachida0706:20170124215732j:plainいつものように途中まで勢いよく注ぎます。

f:id:minamimachida0706:20170124215749j:plain泡が落ち着くまで待ちます。

f:id:minamimachida0706:20170124215805j:plainさらに勢いよく注ぎます。

f:id:minamimachida0706:20170124215826j:plainもう一回泡が落ち着くまで待ちます。

f:id:minamimachida0706:20170124215844j:plain最後はそっと注ぎます。

f:id:minamimachida0706:20170124215900j:plain匂いには鈍感な私でもしっかりと香りがわかります。濃厚な味わいで、以前のモルツと比べると少し苦味が強く感じました。のど越しが爽やかで、飲み終わっても口の中にいつまでも香りが残っています。


かつてのモルツはザ・プレミアムモルツの販売強化の方針によりどんどん市場から姿を消していき、一昨年ついに販売終了となってしまいました。しかし私はあの白地に金色のラインが入っていた時代のモルツが最も好きだったのでいささか残念に思っています。

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