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酒と車と御朱印と

「毎日更新」心願成就へ向け飲んで走ってひたすら祈る!果たして奇跡は起きるか!

竹鶴は「日本のウィスキーの父」の夢が現実となった立派な味わいだった

世界の5大ウィスキーといえばスコッチ、アイリッシュ、バーボン、カナディアン、ジャパニーズとされています。世界的に見て日本のウィスキーがそれだけ評価されているということなのです。
日本初の蒸留所であるサントリー山崎蒸留所から国産第一号の白札が世に出たのは1929年です。イギリスにスコッチウィスキーの製法が伝わったのが12~13世紀と言いますから約700年遅れてのスタートでしたが、その後わずか数十年で世界に追いついたことになります。
山崎蒸留所の初代蒸留所長はNHKの連続ドラマ「マッサン」に登場する亀山正春のモデルとなった竹鶴正孝です。彼は後にサントリーを退職し、自分の理想とするウィスキーづくりを目指して北海道でニッカウィスキーを立ち上げました。日本のウィスキーの父と言われる彼の名をとったのが今回ご紹介する「竹鶴」です。
奇をてらわないスッキリとしたボトルで、琥珀色の美しさが引き立っていて品格を感じます。写真でしか見たことの無いバランタイン30年と同じ雰囲気を感じます。

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私は基本的にジャパニーズウィスキーは氷を入れたハーフロック(ウィスキーと水が1対1)で飲むのですか、今回の竹鶴は従来のスコッチと同様にトワイスアップで飲むことにします。

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合わせる水は今回も「南アルプスの天然水」です。

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飲んでみるとしっかりとしたスモーキーフレーバーを感じて驚きました。本場のスコッチに決して負けない甘さを伴った洗練された煙臭さです。そして全体的にどっしりと腰があり、ジョニ黒に似た味わいです。
竹鶴はモルトしか使用していないピュアモルトウィスキーで、サントリーで言えば山崎にあたります。スモーキーでジョニ黒を思わせる竹鶴に対し、山崎はフルーティーでグレンフィディックに似た味わいです。日本人に合ったウィスキーを目指したサントリーの創業者である鳥井信治郎に対し竹鶴正孝はあくまで本場の製法と品質にこだわったということですが、両者の考え方の違いが現在の竹鶴と山崎に現れているように思います。
いずれにせよこれまでご紹介してきた数々のスコッチウィスキーに勝るとも劣らない立派な味わいです。約700年という絶望的な遅れをこれだけ短期間で追いついた日本のウィスキーの素晴らしさを改めて感じました。竹鶴正孝や鳥井信治郎の夢が現実のものとなったと言っていいでしょう。
ウィスキーは蒸留が終わってから製品となるまでに何年もの貯蔵・熟成が必要となる時間がかかる商品です。売れ行きが良くなったからすぐに増産できるようなものではありません。ドラマの影響で竹鶴が売れ過ぎてしまい、ニッカでは熟成に時間がかかる原酒が不足する恐れがあり商品構成が変更されました。個人的なことを言えば好きでよく飲んでいたブラックニッカ8年が廃盤になってしまいました。この動きが一時のブームで終わるか、それとも新たな日本独自のウィスキー文化となるかしばらく注視しなければなりません。

 

◆ ニッカウィスキーの象徴であるブラックニッカシリーズの記事

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