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「毎日更新」心願成就へ向け飲んで走ってひたすら祈る!果たして奇跡は起きるか!

「会社が退職届を受け取ってくれない」 そんな時どうする?

現在電通に勤めていた女子社員の自殺が過労死認定されたことが話題となっています。またそれに対して「残業100時間で過労死するのは情けない」と書いた大学教授が叩かれまくっています。堀江貴文氏は「仕事が辛くて自殺するくらいならさっさと会社なんか辞めろ」と言っていますが、そう簡単にいかないのが実社会です。今日は予定を変更して「会社を辞める」ということについて書いてみます。

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私もいろいろな世界を経験してきましたが、どんなに人使いが荒くても、パワハラ・セクハラに満ち満ちていようと、「辞める」と言ってすぐ辞めさせてくれる会社ならまだマシです。真のブラック企業は退社さえも認めません。
田町にあった不動産会社にいられなくなり、慌てて入った会社がそうでした。この会社は本社で賃貸管理、2つの店舗で賃貸仲介営業をしています。私は固定給で本社に入りましたが、1ケ月半で店舗に移りました。


本社はとにかく次々と人が辞めます。そのため新人はろくな研修も引継ぎもないまま実務をやることになるので当然トラブルが発生しますし、過去の社員が残していった数多くの地雷や時限爆弾も背負込まされることになります。結果として連日厳しい責任追及を受けることになり、ほとんどの者が数日~数か月で会社を去ります。ちゃんとした形で辞められるものはほとんどおらず、多くは突然出社しなくなる「バックレ退社」です。
バックレ退社には会社は厳しく対応していました。本人はもちろん、保証人等の関係者にも電話をかけまくります。自宅前で張り込みをすることもあったようです。中には損害賠償請求された者もいました。そうなるとは分かっていても次々とバックレていきます。


店舗にいた私はそれほど厳しい監視下にあったわけではありませんが、いつの間にか労働条件を変えられるのには耐えられませんでした。固定給で入ったはずの会社であるのに、給与計算方法が勝手に変えられ、最後は固定部分なしの完全歩合制です。こんな会社でフルコミでは生活できません。
既に転職活動は始めていましたが、貯金がどんどん減っていくこともあり、「ともかく辞める方が先だ」と判断しました。身内の者には迷惑をかけたくなかったので、とにかく円満な退社を目指すことになります。


店舗にいる者は月曜の朝だけ本社の朝礼に参加することになっています。12月のとある月曜日、朝礼の後に会社の役員に退職を申し入れたところ「辞めることはわかった。時期についてはちょっと待て。」ということでとりあえず聞いてくれました。退職届は受け取ってくれませんでしたが、大荒れになることを覚悟していたのでともかくホッとしました。しかしここから何も進みません。二週間に一度のペースで月曜に役員を訪ねますが「ちょっと待て」の繰り返しです。円満な退社を最後まで目指していましたが、4月中旬になってついに腹をくくりました。


法テラスという法務省所管の法人があります。経済的に厳しい人のためにより身近に弁護士のサービスが受けられるようにするためのもので、無料で弁護士の相談が受けられます。まずここをあてにしましたが、全くお話になりませんでした。担当の弁護士は「内容証明郵便で会社に退職届を出し、1ヶ月後に退職」などと悠長なことを言います。そんなことをやったら、その1ヶ月の間にわたしはどんなめにあうでしょうか。
仕方なく労働法に強い弁護士を自分で探しました。この先生は私の狙い通りの策を授けてくださいました。
4月下旬のとある木曜日の早朝、私は以下内容の通知文を自宅の近所のコンビニから会社にFAXしました。

株式会社○○
代表取締役 ●● ●●●殿
                       通知人 ○○ ○○(注、私のこと)
                       代理人弁護士 ■■■■ 職印

                 ご通知

冠省 通知人を代理して御社に対し次の通り申し入れます。
通知人は御社と平成△△年△月△△日に期間の定めのない労働契約を締結し、□□、□□等の業務に従事してきましたが、平成××年××月××日に御社に退職の申し入れをしております。その後御社から後任者が補充されるまでということで離職を拒絶されてまいりましたが、これ以上の勤務の継続は困難ですので平成▽▽年▽▽月▽▽日をもってすべての業務を終了させていただきます。よろしくお含みおきください。
なお、通知人の退職に関する問題は、すべて当職が取り扱うことになりますので、ご質問等がある場合は、当職までご照会ください。
                                        不一

送信レポートで送信終了を確認したらあとは出社拒否です。恐らく大騒ぎになったのでしょう。ありえないくらい優しい調子で「今日はどうしたの?」といういかにもすっとぼけた電話が1本ありましたが、「代理人をたてているので、弁護士を通してくれ」と言ったらそれっきりでした。
費用としては相談料5400円、書類作成料10800円(税込)だったと記憶しています。数万円の出費を覚悟していましたが、意外と安く済みました。
いかがでしょうか。なかなか会社が辞めさせてくれない場合、あくまでも非常手段ではありますがこんなやり方もあるのです。

 

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